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当院では新型コロナウイルス感染症対策として、以下の対応を徹底しておこなっております。

1.消毒の徹底


2.3つの“密”である密閉の回避


これまで主な感染経路として考えられてきたのがこの二つです。

(1)接触感染:感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。

(2)飛沫感染:感染者の飛沫(くしゃみ、咳(せき)、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。ですが、今、この2つだけではない新たな感染経路の可能性が指摘されています。

(3)マイクロ飛沫感染:ただの会話の中で感染が広がっているとか、ある程度距離があっても感染が広がっているような事例をみると通常の飛沫感染だけでは説明できない新たな感染のメカニズムがあること考えられています。

症状として、おそらく発熱もなくくしゃみや咳をしていない軽い症状の人が、喉にたくさんのウイルスがあって、そういう人たちがしゃべる、特に大きな声での会話や息が荒くなるような状況があると、かなりの量のウイルスを出してしまいます。
非常に小さな粒子ということでマイクロメーターの粒子、その非常に小さな粒子の中にも生きたウイルスがいてマイクロ飛沫ができ、そのマイクロ飛沫を近くの人が吸い込むことによって感染が広がるリスクです。

密閉された空間では、マイクロ飛沫が長い時間漂い続け、拡散していきます。
マイクロ飛沫のよどみを防ぐ方法として効果的だと考えられるのが、窓を大きく開け部屋の空気を入れ替えることです。
マイクロ飛沫は小さくて軽いため窓を開けるとみるみる流され排出することができるのです。
こまめな換気による空気の流れをつくることは感染予防の重要な対策であり、診療の現場では、マイクロ飛沫の存在を考えて換気を十分に行っていくことが重要です。

3.マスクの着用


4.ベッド間の距離の確保


iPS細胞でノーベル医学生理学賞を受賞された山中教授は、新型コロナウイルスの感染予防に対するメッセージを寄せてくれています。

それは、私たち一人一人が社会をつくり、その社会に守られていることをいま一度意識させていただけるもので、だからこそ行動を変容させる力になります。
ここに山中教授のメッセージを引用させていただきます。

一人一人の皆さまへの愛しさに寄せメッセージを添えさせていただきます(^^)v

私は“明日”を見たことがない、だから“未来”を知らない。
でも“今”が“未来”への積み重ねであるなら“今”を意識し守ることができる。
この法律に基づく徹底した外出自粛の要請は、皆さんご自身を守るためです。 そして家族を守るためです。
大切な人を守るためです。 そして私たちが生活するこの社会を守るためです。
みんなが一丸となってこの国難をどうにか早期に乗り越えていきたい、私たちのよりよい日々が戻り“明日”を迎えるために!

2020年4月14日
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